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2024.07.03

ゲップやおならが多い?それって呑気症かも!

 

暑いですねー💦💦

7月に入り、本格的な夏の訪れを
感じる時期になりました。
そんな夏の暑い日には、
「炭酸飲料を飲みたくなる」
という方も
多いのではないでしょうか。

 

炭酸飲料や豆類など、
ある種の飲食物は
摂りすぎることで
体の中にガスをためて、
ゲップやおならの
原因になります。

 

一方で、特にそのようなものを
口にしなくとも、
「年中ゲップやおならが頻繁に出る」、
「お腹が張って苦しい」

といった症状に
悩まされたことは
ありませんか?

このような症状に思い当たる方は、
「呑気症(どんきしょう)」
疑う必要があるかもしれません。

 

 

大量に空気をのむと不調を招く!?

 

呑気症は、
過剰に空気をのみ込むことで、
胃や食道、腸に空気がたまり、
頻繁なゲップ、おならなどを
引き起こす症状です。

 

 

この症状は、
ストレスが要因となって
発症しやすいことが
明らかになっています。

 

そして、その数は
日本人の約8人に1人
上るとも言われるほどです。

 

ストレスの多い現代社会においては、
誰しもが呑気症に
なりうると言っても
過言ではありません。

 

 

無意識の行動が呑気症を引き起こす!?

 

では、ストレスは
どのようにして呑気症を
招くのでしょうか?

 

ここでカギとなるのが
歯の噛みしめです。

 

リラックスしているとき、
上下の歯の間は
離れていますが、
不安や緊張から
ストレスを感じると、
無意識に歯を
噛みしめる回数が増えます。

 

このとき、舌が上あごに
貼り付くことで、
のどの奥にたまっただ液と
空気をのみ込むことになります。

 

 

こうして必要以上に
体に取り込まれた空気が、
ゲップやおなら、
お腹の張りなどの
症状を引き起こすのです。

 

 

症状に思い悩んだらまずは相談を!

 

頻繁なゲップやおなら、
お腹の張りなどが続く場合は、
まずは正確な原因を
探る必要があります。

 

その中でも
呑気症が疑われる場合は、
最大の原因である
ストレスの解消
対策として効果的です。

 

しかし、日常生活から
ストレスを完全に無くすことは
容易ではありません。

 

そこで、日常の中で
ストレス解消に取り組みつつ、
先に挙げた噛みしめを
軽減するために、
マウスピースを装着することも
対処法のひとつです。

 

 

市販のマウスピースもありますが、
歯科医院でお口に合ったものを
作製することで、
より高い効果が期待できます。

 

「もしかしたら呑気症かも…」
と思い当たる方は、
お気兼ねなくご相談くださいね!

2024.06.05

夏のおいしいフルーツとの上手な付き合い方

こんにちは!

6月に入り、雨がちな空模様が続くと
なんとなく気だるさや
疲れを感じる方も
多いのではないでしょうか。

 

そんな時、
ビタミンたっぷりのフルーツが
食べたくなることはありませんか?

 

栄養価が高く、
おいしいフルーツ。
しかしながら、私たちの歯にとって
危険なリスクになりうる
一面を持っています。

 

今回はおいしいフルーツに潜むリスクと
上手に付き合うポイントを
お話しします。

 

 

おいしいフルーツで
歯が溶けやすくなる!?

 

フルーツは
健康や美容にも良い反面、
酸性度の高いものが多く、
歯に長時間触れることで
悪影響を及ぼすことがあります。

 

こうして引き起こされる病気が
酸によって歯が溶ける
「酸蝕症(さんしょくしょう)」です。

 

実は、この酸蝕症は
日本人の約4人に1人
かかっていると言われています。

 

摂りすぎ注意!
酸蝕症を招く飲食物

 

では、酸蝕症の
原因となる飲食物には
どのようなものが
あるのでしょうか?

 

その代表的なひとつが
先ほどにも挙げたフルーツです。

 

中でもグレープフルーツやレモンなどの
柑橘類は酸性度が高く
摂りすぎることで
酸蝕症のリスクが増加します。

 

また、コーラやスポーツドリンク、
お酢なども酸性度が高いため、
柑橘類同様に
注意が必要です。

 

 

今日から実践!
酸から歯を守る予防策

 

フルーツやお酢などは
酸蝕症の原因にもなることから、
摂取そのものに
抵抗を感じることも
あるかもしれません。

 

ですが、しっかりと対策を行うことで
おいしく摂取しながらも
酸蝕症を引き起こすリスクを
減らすことができます。

 

酸性度が高い飲食物は
ダラダラと食べたり飲んだり
しないようにすることで
歯が酸に長時間さらされることを
避けられます。

 

また、食後にお口を
水でゆすぐことも、
口内の酸を中和することで
歯への影響を減らすことに
効果的です。

せっかくのおいしい食事も、
歯への影響が気になっては
十分に楽しめません。

 

お口のケアをしっかりと行いつつ、
フルーツのおいしさを味わって
心も体も満たしてくださいね!

 

2024.05.08

女性ならではの悩み!?生涯で起こるお口の症状

 

こんにちは!

5月といえばゴールデンウィーク。
連休を使ってお出かけなどを
予定している方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

 

忙しい日々が続くと、
ホルモンバランスが乱れることがあるので、
時にはしっかりと休息をとりましょう。

 

さて、このホルモンバランスの変化
とりわけ女性において、
生涯を通して心身に
さまざまな影響を与えます。
そして、その影響は時に
お口にも及ぶことがあるのです。

 

今回は女性の生涯における
「女性ホルモンとお口の健康」について
ご紹介していきます。

 

 

思春期:女性ホルモンの影響は歯ぐきから

 

思春期は、
女性ホルモンの分泌が活発になり、
からだの成長が加速する時期です。

そして、この時期は、
歯肉炎の発症に
注意する必要があります。

 

 

歯周病の原因菌の中には、
女性ホルモンを栄養素として
好む菌が存在するため、
思春期に歯肉炎を
発症しやすくなってしまうのです。

 

この歯肉炎を放置すると、
やがて歯周病へと進行し、
最悪の場合は、歯が抜け落ちる
可能性もあります。

 

 

妊娠期:赤ちゃんのためにも気をつけたいこと 

妊娠期は出産に向けて
喜びを感じる一方で、
女性ホルモンの変化も
大きくなることで
さまざまな身体的症状に
悩まされることがあります。

 

この時期は女性ホルモンの
分泌が増えるため、
先の思春期同様に、
歯肉炎の発症に注意が必要となります。

 

そして、妊娠期に歯肉炎が進行して
歯周病になると、
早産や低体重児のリスクが高まることも
明らかになっています。

 

この歯周病による
早産や低体重児出産のリスクは、
喫煙やアルコールを
はるかに上回る高さ
であることが
明らかになっています。


そのため、妊娠期は
お口のケアに細心の注意が
必要と言っても過言ではありません。

 

 

更年期:「お口の渇き」と「骨の衰え」に要注意

 

更年期は女性ホルモンが減少することで、
お口の健康に影響を及ぼします。

 

その中でも代表的な症状のひとつが、
「ドライマウス」です。

 

ドライマウスとは、
だ液の分泌が少なくなり、
お口の中が乾燥する状態です。

 

これにより、口臭や味覚障害、
食べものが飲み込みにくくなるなどの
不快な症状を引き起こされます。

 

さらに、ドライマウスによる
乾燥状態が続くと、
口腔内の細菌が増えやすくなり、
むし歯や歯周病のリスクも
高まってしまいます。

 

そして、更年期に注意したい
もうひとつの症状が
「骨粗しょう症」です。

 

骨粗しょう症は、
全身の骨が弱くなり、
やがて骨折しやすくなる病気で、
50
歳以上の女性においては
3
人に1人が発症するとも
言われています。

 

発症すると
歯を支える歯槽骨も弱くなり、
歯周病も進行しやすくなってしまいます。

 

 

お口は「全身の健康の入り口」

 

女性の生涯において、
お口の健康維持は
切っても切れない関係
にあります。

 

そのため、日ごろから
自分のからだの変化に目を向けて、
日々の丁寧なセルフケアと、
歯科での専門的なチェックを
欠かさないことが大切です。

 

 

徹底したお口のケアを通じて、
生涯を元気に過ごすための
第一歩を踏み出しましょう!

2024.04.02

新生活にひそむ危険!ストレスが歯に及ぼす悪影響

こんにちは。

ゆうなデンタルクリニックです。

新緑が美しく、 春の息吹を感じる季節となりましたね。 4月になり就職・進学など、 新たな生活のスタートを切る方も 多いのではないでしょうか。

こういった生活環境の変化は、 知らず識らずのうちに 心身のストレスとなり 負担となってしまうことがあります。

そして、このストレスは 時にお口の環境にも 影響を与えることがあるのです。

そこで今回は、 「ストレスが歯に及ぼす悪影響」について お話しします。

 

ストレスによるお口への影響1 ドライマウス

皆さんは 「緊張した場面で口が渇く」 という経験を したことはありませんか?

これは精神的な緊張や ストレスにより、 一時的に「だ液の分泌量」が減ることで 生じる反応です。

このような緊張状態が長く続くと、 やがて慢性的に だ液の分泌が不足してしまいます。

これが「ドライマウス(口腔乾燥症)」 と呼ばれる症状です。

ドライマウスにより お口が渇いた状態が続くと、

だ液がお口の汚れを 清掃する効果が下がり、 プラークが付着しやすくなります。

その結果、 むし歯になるリスクが 上がってしまうのです。

 

 

ストレスによるお口への影響2 免疫力の低下

ストレスは 身体の免疫力を下げる原因のひとつで、さまざまな病気を 引き起こしやすくなります。

そして、お口も例外ではなく、 免疫力低下による悪影響が 及ぶことがあります。

これにより引き起こされる 症状のひとつが 歯周病です。

免疫力の低下により 歯周病菌への抵抗力が 落ちることで、 症状の悪化を招きやすくなります。

 

 

歯周病は自覚症状が少なく、 気づかぬまま放置してしまうことも 珍しくありません。

そのまま放置すると症状が進行し、 最悪の場合、 歯が抜けてしまうこともあります。

 

ストレスによるお口への影響3 歯ぎしりが強くなる

寝ているときの歯ぎしりも ストレスが原因によって 悪化することがあります。

そもそも歯ぎしりは ストレスを和らげるための 生理的な運動として 起こるとされています。

しかし、お口の中においては さまざまな病気や症状を 引き起こすリスクとなってしまいます。

 

 

 

歯ぎしりが強い状態が続くと 歯がすり減ったり、 折れたりすることがあります。

それだけでなく、 歯ぐきの損傷や顎関節症などを 引き起こす危険性もあるのです。

朝起きたときの顎の疲れや痛み、 歯のすり減りなどの 異変が見られたときは、 歯ぎしりが悪化している恐れがあり、注意が必要です。

 

 

健康への第一歩は 身体の不調に耳を傾けることから!

忙しい日々においては、 心身の小さな不調を 見過ごしてしまうことも あるかもしれません。

しかし、 小さな不調の積み重ねが 将来の大きな病気の 引き金になることもあります。

 

 

まずは日々のストレス解消に取り組み、 不調を予防することが大切です。

そして、お口周りで 気になる症状があれば、 早めに歯科への受診をおすすめします。

お口周りで心配なことがあれば お気兼ねなく当院にご相談ください!

2024.03.04

こんなに違う!?歯科先進国「スウェーデン」の取り組み

こんにちは。

春は出会いと別れの季節。 3月に入り、惜しみながらも 級友や同僚との別れを 迎える方もいらっしゃるのでは ないでしょうか。

環境の変化とともに 何かと忙しくなる時期ですが、 そんな時こそ

気に留めておきたいのが いざという時の備え、 つまり「予防」です。

今回は 「むし歯にならないための予防」として、

デンタルケアの意識が高い 歯科先進国である スウェーデンの取り組みをご紹介します。

 

 

あわや国家の危機に!? むし歯大国だったスウェーデン

歯科先進国として ご紹介したスウェーデンですが、

実は過去に多くの国民が むし歯に悩まされていました。

その原因のひとつが 「甘いおやつ」です。

 

スウェーデンには 「フィーカ」と呼ばれる習慣があり、

仕事の合間であっても 午前と午後に1回ずつ、

甘いものとコーヒーを楽しむ時間を 設けています。

こういった習慣なども相まって、 やがて国民にむし歯が まん延していったのです。

 

 

多くの国民が むし歯治療を行うことで 国の保険料負担が増加し、

やがて国の財政が 苦しい状況になります。

そこで、スウェーデンは 国をあげて問題の解決に着手します。

まずイエテボリ大学教授で 著名なペール・アクセルソンと ヤン・リンデが先導し、

長期間にわたる研究を行いました。

その結果、

「歯の健康を保つためには 予防が一番大切」 という結論に至ったのです。

 

この研究を経て スウェーデンは国全体で 予防歯科に取り組むようになります。

 

その結果、2005年時点で 70歳以上の平均残存歯の数が 21本となりました。

 

当時の日本が16.5本だったのに対し、 大きく上回る数値です。

かつては国全体が むし歯に悩まされるも、

予防歯科を推進したことで ついには歯科先進国となったのです。

 

10%対80%! 日本とスウェーデンで決定的に違う「ある習慣」とは?

 

スウェーデンと日本の 大きな違いは 「保険で予防歯科を カバーできる範囲」です。

 

この取り組みは、 言うなれば

「未来への投資」 とも言えます。

 

日本では 歯周病などの慢性疾患がない場合は

定期的なメインテナンスや 検診が原則として保険適用になりません。

一方、スウェーデンでは 1974年に歯科保健制度が導入されて以来、 定期検診にも保険が適用されているため、 「むし歯になる前に歯医者に行こう」

 

という考えが 幅広い世代に浸透しています。

その意識の高さを 裏付ける数字としてあげられるのが

「80%」という数字です。

 

 

この80%とは 「歯科の定期検診を受ける スウェーデン国民の割合」です。

一方の日本は、なんと10%未満。

 

きれい好きのイメージがある日本人ですが、

予防歯科の中では これだけ大きな開きがあります。

さらにスウェーデンでは 20歳ごろまで矯正や インプラントを含む 歯科治療が全て無償です。

この取り組みの差が、 国民の意識に大きく影響を与えている、 と言えるでしょう。

ちなみに予防が定着した現在も、 甘いおやつを食べながら コーヒーを飲む「フィーカ」は 続けられています。

 

健康なお口の第一歩は 日々のセルフケアから!

 

日本もスウェーデンのように 保険の適用範囲がもっと広がれば… と思いますが、

こればかりは国の方針に 期待するしかありません。

しかし、こうしている間にも 皆さんのお口の中では むし歯や歯周病が 日々進行しているかもしれません。

健康なお口を保つために まずは基本となるセルフケアを 欠かさず丁寧に行いましょう!

そして、気になる症状や 違和感があれば、 早めの受診をおすすめします。

歯科先進国に負けないレベルで、 最新の医療を受けられるのが 日本の歯科医院です。

 

適切な処置やクリーニング、 さらにブラッシングなどの 指導を受けることで、

セルフケアとの相乗効果も 生まれます。

新生活を迎えるこの季節。 歯の予防に対する意識も ぜひ一新してみては いかがでしょうか。

2023.12.08

「歯ぎしり」は誰にでもある?意外と知らない、歯ぎしりのサイン

こんにちは。ホワイトエッセンスゆうなデンタルクリニックです。

早いもので、今年も残りひと月となりました。

 

なにかと忙しいこの時期は
年末に近付くにつれ、
疲労やストレスもピークを迎えていきます。

 

そうした時期に、
お口の健康で注意しておきたいのが、
夜間の「歯ぎしり」です。

 

皆さんは
「歯ぎしりなんて自分には関係ない」
思われるかもしれませんが、
実は、睡眠中や集中しているときなど、
自覚のないまま歯ぎしりをしている方が
少なくありません。

 

 

一晩で平均15分!
 歯ぎしりは「ストレス発散」の可能性も

近年の研究では、
どのような人でも自覚の有無に関わらず、
晩で平均15分程度の
軽い歯ぎしりをしている
ことが
わかっています。

 

たった15分とはいえ、長く続けば
歯やお口周りにさまざまなトラブル
もたらす可能性があります。

 

代表的なのは
「歯が欠ける・割れる」
「歯にヒビが入る」
といった、歯へのダメージです。

 

夜間に歯ぎしりをすると、
歯には体重と同じか、
それ以上の力がかかるといわれています。

これほど強い力が立て続けに歯に加われば、
その影響はあごの骨や関節にも及びます。

 

放っておけば、
「口が開きにくい」
「あごを動かすとカクカク音がする」
といった、
『顎関節症』の症状があらわれ、
日常生活にも支障をきたすことも。

 

それにも関わらず、歯ぎしりは
「睡眠中」や「集中しているとき」などの
無意識下で行われるため、
ほとんどの方が自覚していません。

 

 

あなたは大丈夫?
歯ぎしりによくある5つのサイン

自分では気づかなくとも、
長く続けばお口や体には
確実にダメージが蓄積
されていきます。

 

そうした問題を回避するためにも、
「歯ぎしりをしている」という
事実を知ることが大切
です。

 

そこで、歯ぎしりをしている人
「特徴的なサイン」をご紹介しますので、
皆さんも鏡でお口の中を
チェックしてみてください。

 

気になる症状は放置せず、
早めに歯科医院に相談を

ストレスの多い現代社会において、
歯ぎしりは「誰にでも起こりうるもの」です。

歯ぎしりが長引くと
歯やあごの関節のダメージのほかにも、
肩や首のコリ、頭痛など
引き起こすことがあります。

先ほどのセルフチェックを含めて、
何か気になる症状がございましたら、
ぜひお気軽にご相談ください。

2023.09.08

むし歯を放置するとどうなるの?

こんにちは。
9月29日の十五夜には、
お団子を食べる方も
いらっしゃるかと思います。

十五夜にお供えするお団子は
月を見立てて作ったもの。

その年、
お米が無事に収穫できたことへの感謝
込められているそうです。

さて、秋には美味しい食べもの
たくさん出てきますが、
歯に痛みはありませんか?

「我慢できるから…」
「面倒だから…」

と、歯の痛みを放置すると、
想像以上に恐ろしい事態を
引き起こす可能性があります。

 

 

 

◆痛みを感じたら、ただちに歯科へ!

 

「歯がしみる」といった
症状が出ているとき、
むし歯菌は『象牙質』と呼ばれる
歯の内側にある組織まで
進行していることがほとんどです。

神経まで達していない状態であれば、
治療は比較的早く終わり、
金銭的な負担も
それほど大きくはありません。

しかし、
ここで放置すると、
いよいよむし歯菌は神経に到達します。

 

すると、
ズキズキするひどい痛み
襲われるようになり、
さらに、ここから治療を始めても
栄養素を運ぶ神経をとらなければ
ならないため、
歯の寿命が
確実に短くなってしまいます。

 

 

 

◆それでも我慢すると…

実は、ひどい痛みを感じているのに
我慢を続けると、
痛みがなくなることがあります。

しかし
「むし歯が治った!」
と思ったら大間違い。

痛みがなくなったということは、
神経が完全に死んでしまった可能性が高く、
むし歯が治ったわけではありません。

単に痛みを感じないだけで
むし歯菌は浸食を続け、
歯の中でどんどん細菌が繁殖しています。

すると、
歯の根っこの先(あごの骨の中)に
細菌の病巣ができ、
膿が溜まって、再び
ひどい痛みを引き起こしたり、
顔全体が腫れあがったりしてしまいます。

そして、ほとんどの場合、
この段階になると、
もう歯は残せません。

 

 

 

◆さらには命の危険も!

 

さらに炎症が進むと、
あごの骨が壊死しはじめます。

すると、
激しいあごの痛みが生じ、
骨の露出や、
皮膚に穴があくこともあります。

また、
炎症は骨だけでなく
目や脳、首や胸にまで広がることもあり、
ひどくなれば呼吸困難を引き起こし
命の危機に陥ることもあります。

 

 

◆むし歯の放置にメリットなし!

むし歯は
放っておいても治る病気ではありません。

むし歯の痛みを我慢しても、
その先に待っているのは
抜歯です。

違和感痛みといった
歯からのサインを感じたら
すぐに歯科医院へ行きましょう。

 

 

また、定期検診では、
歯をきれいにするだけでなく、
むし歯の有無に関する確認も行っています。

初期段階のむし歯を発見し
早期治療ができるので、
「一本でも多く歯を残すため」にも
ぜひ定期的に歯科にご来院ください。

2023.08.09

早めが肝心!事故などで抜けた歯を戻すための注意点

こんにちは!

ゆうなデンタルクリニックです♪

海や山にプールなど、
お出かけする機会が増える楽しい季節ですが、
そうした場所では
思わぬ事故や怪我に
遭遇してしまうこと
もあります。

 

いざというときに、
慌てず迅速に対応すること

皆さんの健康を守ることに繋がりますので、
しっかりと準備を行い、
楽しい夏を過ごしましょう!

 

そこで今回は、
「もし事故や怪我で歯が抜けてしまったら
どのようにすれば歯の生存率を上げられるか」

ご紹介したいと思います。

 

◆抜けた歯を守るカギは
『歯根膜(しこんまく)』

 

事故や怪我などで抜けた歯
元に戻せるかどうかは、
「歯根膜を守れるかどうか」
大きく左右されます。

 

そもそも歯根膜とは、歯の根っこを覆う
0.3mm
ほどのとても薄い膜のことです。

 

歯を支える『歯槽骨(しそうこつ)』と、
歯の根を結びつけているほか、
食べものを噛んだり、
歯に強い力が加わったりしたときに
その衝撃を吸収する
クッションの役割も果たしています。

 

もし、事故や怪我などで

不意に歯が抜けたとしても、
この『歯根膜』が無事なら、
元の位置に戻せる可能性が高くなります。

しかし、
歯根膜は非常にデリケートなため、
扱い方を間違えると
あっという間に失われてしまうのです。

 

歯根膜が危ない!NG行動

 

歯が抜けたときに
絶対にやってはいけないこと、それは

・歯の根を持つ
・汚れを取ろうとする


この2つです。

 

まず、抜けた歯を持つときは必ず
歯の頭(歯冠部分)を持つ
ようにしましょう。

 

歯の根には歯根膜がついており、
そこを素手で触ってしまうと、
歯根膜が傷ついてしまう可能性があります。

 

また、抜けた歯を
地面などに落としてしまった場合には、
汚れを取りたくなるかもしれませんが、
その際には細心の注意が必要です。

 

ゴシゴシとこすったり、
石鹸や消毒液で念入りに洗ったりすると、
歯根膜まで取れてしまいます。

 

抜けた歯を洗うときには、
・歯の頭を持つ
・流水で10~20秒以内にサッと洗い流す


この2つのポイントを必ず守りましょう!

 

 

◆「早めの受診」は絶対条件!

 

歯根膜は乾燥に弱く、
たったの20分弱で
歯根膜の生存率は大きく低下する

といわれています。

そのため、抜けた歯を元に戻すには
1
秒でも早い受診が必要不可欠なのです。

 

しかし、状況によっては
そんなすぐに歯医者へいけない…
という方もいらっしゃるかと思います。

 

そのような場合におすすめなのが、
『牛乳』や『生理食塩水』に浸けておくことです。

 

一番おすすめなのは、
『専用の保存液』に浸けておくことですが、
近くのお店では手に入らない場合もあります。

 

その点、牛乳や生理食塩水は
ご家庭でも用意しやすいため、
保存液が手に入らないときには
この2つで代用しましょう。

専用の保存液であれば約24時間、
牛乳なら約6時間、
生理食塩水1時間程度まで
歯根膜の生存率を延ばせる可能性があります。

 

 

歯根膜がきれいな状態で、
なおかつ早めに受診できれば、
歯を元に戻せる確率は
それだけ高くなります。

 

歯が抜けてしまった際には、
適切な方法で歯を保存して、
可能な限り早く
歯科を受診することを心がけましょう!

 

 

2023.07.07

旅行前に要対策!突然痛む「気圧性歯痛」とは?

こんにちは。

ゆうなデンタルクリニックです。

7月に入るといよいよ夏本番。
旅行やキャンプ、マリンスポーツといった
レジャーがたくさん楽しめる季節です。

 

日ごろの疲れを癒やすべく、
お子さんの夏休みやご自身の休暇に合わせて、
計画を立てている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、そんなせっかくの「楽しみ」
突然の「歯の痛み」に悩まされては台無しです。

 

むし歯や歯周病にも注意が必要ですが、
実は『気圧性歯痛(きあつせいしつう)という、
旅行中だからこそ起こりやすい歯の痛み
が存在します。

 

 

 

 

◆飛行機に乗ると起こりやすい症状

 

飛行機が離陸する際や着陸するときに
「耳がつまる、痛くなる」といった症状が
出る方もいらっしゃいます。

 

これは、機内の気圧が変化することで、
鼓膜の内側と外側で
「気圧の差」が生じてしまうためです。

 

 

こうした
「飛行機に乗った際に起こりやすい身体の異常」は、
ほかにも「お腹が痛くなる」
「気分が悪くなる、吐き気を催す」
といったものもあり、
航空会社の案内でも注意喚起されています。

そして、そのなかには
「歯痛」もしっかりと紹介されているのです。

◆「気圧の変化」が歯痛の引き金に

 

飛行機に乗ると歯が痛む原因は、
耳のときと同じく「気圧の変化」です。

 

皆さんは、機内に持ち込んだスナック菓子が、
次第に膨らんでいくことがあるのはご存じでしょうか?

 

これは、飛行機の高度が上がって周囲の気圧が低くなると、
「袋の外側から抑える力」よりも、
「内側の押し返す力(圧力)」のほうが
強くなるため
です。

 

実は、「飛行機に乗ると歯が痛む理由」も
これと同じ
です。

 

歯の内側には
歯髄腔(しずいくう)」という
神経の詰まった空洞があります。

 

気圧が下がるとスナック菓子の袋と同じように、
内側の圧力のほうが強くなり、
歯の痛みを引き起こしてしまう
のです。

このような気圧の変化によって生じる歯痛を
『気圧性歯痛』
といい、
飛行機だけではなく、登山やダイビングなどでも
起こりやすい
と言われています。

 

 

◆楽しい旅行やレジャーの前に歯科でチェック!

 

特に、むし歯や治療中の歯は、
気圧性歯痛が発生する可能性が高くなります。

 

もし、これから旅行やレジャーへ行くにも関わらず、
治療が必要な歯や、治療中の歯を放置している方、
また「しばらく歯科を受診していない」という方は、
楽しい思い出を作るためにも、
事前に歯科で検診を受けておくことを
おすすめいたします。

 

 

 

当院では、
皆さまのお口に関するお悩みを解決できるよう
スタッフ一同、全力で治療に取り組んでいます。

 

「旅行前に治療を終わらせたい」などのご希望があれば、
精一杯サポートさせていただきますので、
いつでもお気兼ねなくご相談ください。

 

 

 

2023.05.06

「治療の中断」は絶対厳禁!

こんにちは。
暖かな日も増え、
キャンプやピクニックなどの
レジャーを楽しむ方も多いかと思います。

 

しかし、アウトドアは
天候に左右されてしまうため、
予定していた計画が中止になってしまった…
というケースも起こり得ます。

 

こうした「予期せぬ中断」が起こると、
楽しい気分も台無しになってしまいますよね。

 

実は、歯科においても『中断』
皆さんの「不幸」につながってしまう
場合があります。

 

それは、歯科治療の中断です。

 

 

◆リスク1.治療が長引く

 

むし歯の治療を進めていくと、
「仮詰め」や「仮歯」といった処置を行う場合があります。

 

これらは、文字通り
ちゃんとした「つめもの」「かぶせもの」を作っている間、
患部を塞いでおくためののもの。

 

すぐに外す前提のため、
外れやすく、材質も脆いので
すき間が生じやすくなっています。


「もう痛くないから」と、

自己判断でうっかり通院を止めてしまうと、
むし歯が再発する場合や、
治療開始時より悪化してしまう、
ということもしばしばあります。

 

また、「型取りを終えたあと」の中断にも注意が必要です。

あまり長く放置すると、再び型取りをして
つめものやかぶせものを

新しく作り直さなくてはならない場合もあるため、
無駄に治療期間が延びてしまうことになります。

 

 

◆リスク2.歯の寿命が短くなる

 

治療の中断には、
「歯の寿命が短くなる」というリスクもあります。

 

たとえば、仮歯や仮詰めをしたところは
細菌が溜まりやすく、中断して放置すると
新たなむし歯ができてしまいます。

 

特に、むし歯が神経にまで達してしまうと、
神経を取らなくてはならず、
歯の寿命が著しく短くなります。

 

また、神経をとり除いた後などに行う
「歯の根の治療」の中断も注意が必要です。

むし歯になりやすいだけでなく、
根っこが弱くなっているため、
割れたりヒビが入ったりしやすくなります。

 

そうなってしまうと
「抜歯」せざるを得なくなることが多いため、
「歯の根の治療」は必ず最後まで受けましょう。

そして、「歯周病治療の中断」
歯の寿命に大きな影響を及ぼします。

 

歯周病は、進行すると
歯を支えている骨が溶けてしまう恐ろしい病気です。

 

その原因が「歯周病菌」であり、
すみ家となっているのが『歯石』です。

 

そのため歯周病の進行を食い止めるために、
「歯石の除去」を行っていきます。

 

しかし、治療を中断してしまうと、
何百億という細菌が、
歯石に隠れて増殖しながら歯を支える骨を溶かし続け、
やがては歯が抜け落ちてしまうのです。

 

 

◆リスク3.治療費が高くなる

 

リスク1、リスク2からもわかるように
治療を中断すると、治療のやり直しや、
さらなる悪化の原因となります。

 

それによって当然、
時間治療費も余計にかかってしまいます。

 

中断せずに
最後までしっかり通院することで得られるのは、
歯の健康だけではありません。

貴重な時間を無駄にせず、
経済的な負担を抑えることにもつながるのです。

 

むし歯や歯周病といったお口の病気は、
放っておいても自然に治る病気ではありません。

 

誤った状態で放置すると、
確実に悪化します。

 

私たちが
「治療は終わりました」とお伝えするまで、
欠かさず通院を続けてください。

 

もし、急用などで
やむを得ず来院できないとき
には、
必ずご相談ください。

 

皆さまの大切な歯を残すため、
私たちが全力でサポートさせていただきます!

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